紀美野町の観光カード 和市のホテルに設置

和歌山県紀美野町の魅力を知ってもらおうと、同町観光協会は7月28日、パンフレット代わりとなる観光カード「JAPAN in JAPANカード」を和歌山マリーナシティホテル(和歌山市毛見)の1階エレベーターホールに設置した。

同カードは、表面に名所や観光写真、裏面には多言語の観光サイトの案内を掲載。名刺サイズで持ち帰りやすく、二次元コードを読み込むと、自治体専用ページ(JFM)へアクセスし、10言語対応で観光施設や店舗、景観など、多彩な観光情報を入手できる。

同町のカードの表面には、生石高原やみさと天文台からの星空といった町が誇る景観など、10種類の写真を採用。同町は県内で初めて同カードを導入し、ことし3月には兵庫県宝塚市のサービスエリアに設置するなど、プロモーション活動を進めており、これまでに約60件の問い合わせがあったという。

同ホテルは同町まで車で30分ほどとアクセスしやすく、県外から多くの宿泊客が訪れることなどから、同協会がカードの設置を依頼したことで実現。8月末まで設置するとし、同協会の松本信之さんは「多くの人に手に取ってもらい、旅中に紀美野町へ足を運んでもらえれば」と願っている。

同ホテルの営業課アシスタントマネージャーの松浦大貴さんは「県外からのリピーターの方も多いので、紀美野町のことも知ってもらい、『また和歌山に来たいな』と思ってもらえれば。一緒に和歌山を盛り上げていきたい」と話した。

カードを手に笑顔の松本さん㊧とホテルスタッフ

カードを手に笑顔の松本さん㊧とホテルスタッフ