智弁は8日目に登場 全国高校野球選手権

第104回全国高校野球選手権大会(6日開幕、阪神甲子園球場)の組み合わせ抽選会が3日、大阪市のフェスティバルホールで行われ、昨年優勝の県代表、智弁和歌山(5大会連続、26回目)は第8日第3試合の2回戦で、開幕試合を戦う日大三島(静岡)と国学院栃木(栃木)の勝者と対戦することが決まった。

史上7校目の夏連覇が懸かる智弁和歌山は最後に登場することとなった。岡西佑弥主将は「全力で(連覇を)狙いにいく。優勝旗をもう一度持ち帰りたい」と意気込んだ。

県大会の全5試合で7得点以上を挙げるなど伝統の強打は健在。昨夏の甲子園を経験した塩路、武元の両本格派右腕も擁し、攻守とも高い総合力を誇る。

優勝候補として臨む大会について岡西は「投手を中心とした守備からリズムをつくり、持ち味の攻撃につなげていけたら」と話した。

3度目の春夏連覇を狙う大阪桐蔭(大阪)は、第5日第1試合の1回戦で旭川大(北北海道)との対戦が決まった。

選抜大会準優勝の近江(滋賀)は、第2日第4試合の1回戦で好投手冨田がいる鳴門(徳島)と対戦。同日第2試合の愛工大名電(愛知)―星稜(石川)、第6日第3試合の明徳義塾(高知)―九州国際大付(福岡)などの好カードも組まれた。

大会前検査で新型コロナウイルスの集団感染が確認された4校は登場が最も遅い第8日に振り分けられ、有田工(佐賀)と浜田(島根)、九州学院(熊本)と帝京五(愛媛)の顔合わせとなった。

選手宣誓は横浜(神奈川)の玉城陽希主将に決まった。