全国で一番長い夏に 智弁の岡西主将が決意
6日に開幕する第104回全国高校野球選手権に和歌山県代表として出場する智弁和歌山の壮行会が2日、和歌山市冬野の同校講堂であり、岡西佑弥主将は「一戦一戦全力で戦い、全国で一番長い夏にし、一番重たい優勝旗をつかみ、応援してくださる皆さんを全国で一番の応援団にします」と誓った。
智弁は、和歌山大会で旋風を巻き起こした和歌山南陵などを破り、決勝では古豪の桐蔭に7―2で勝ち、甲子園出場を決めた。
壮行会には野球部員の他、保護者や応援団・チアリーダー・吹奏楽部員ら同校の生徒合わせて約500人が参加。智弁中学の生徒たちも教室のプロジェクターでリモート参加した。
藤田清司校長は、「もう一回固い団結、絆を持って、監督ら指導者の方々に感謝の気持ちを持って、野球部の必勝を祈念します」とあいさつ。生徒を代表し、2年生の花谷明誠(はなたに・めいせい)生徒会長が「甲子園という晴れ舞台で、これまで積み重ねてこられた努力と自分自身を信じ、智弁和歌山らしい野球で優勝を勝ち取ってください」とエールを送った。
中谷仁監督は、「日本一を目標に掲げながら鍛錬を積んできた選手たちとグラウンドとアルプスが一体となって全力で戦うことができれば、2連覇は夢物語ではいと確信している。甲子園では一緒に戦ってください」と呼び掛けた。
続いて、甲子園に出場する18人の選手が一人ひとり意気込みを述べ、応援団や吹奏楽部が演奏やパフォーマンスで激励した。