障害者雇用に理解を 支援月間で街頭啓発

9月の「障害者雇用支援月間」に合わせて、県と和歌山市は1日、同市のJR和歌山駅前で障害者の雇用に理解を求める啓発活動を実施した。

障害者の職業的自立を支援しようと、今月は県内でさまざまな啓発活動が行われる。

この日参加したのは県身体障害者連盟、市身体障害者連盟、県障害児者父母の会連合会、行政機関の職員ら約40人。
県商工観光労働部の寺本雅哉部長は「昨年の民間企業における障害者雇用者数は過去最高を記録している一方で、実雇用率や法定雇用率達成企業の割合はわずかだが低下が見られる。障害者雇用について関心と理解を深めていただくよう啓発を行っていきたい」とあいさつ。

参加者は、ポケットティッシュと障害者施設などで作られたマグネットやたわし1500個を通勤、通学者らに配った。

市障害者支援課の柑本勢津子さんは「障害のある方が作ったものを配ることで多くの人に理解してもらい、みんなが協力して一緒に働ける社会になってほしい」と話していた。

 

通行人に啓発グッズで呼び掛けた