次世代へバトンつなぐ 和広美が60周年式典

昨年創立60周年を迎えた、和歌山県内と大阪南部の看板製作や屋外広告を取り扱う企業で構成される県屋外広告美術協同組合(=和広美、藤本秀樹理事長)は9月30日、和歌山市毛見の和歌山マリーナシティホテルで記念式典と祝賀会を開いた。出席者約80人が節目を祝い、業界のさらなる発展を誓った。

同組合は1961年に設立。毎年9月に全日本屋外広告業団体連合会の主導による「屋外広告の日」を設定し、広告の美化や適正化を図っている。

また、近畿6府県の各組合の公共事業をテーマにした「公共サイン美術展」を開催。昨年10月は「紀の国わかやま文化祭2021」をテーマに、和歌山城内で開いた。

式典では、周年ムービー上映や記念ロゴマーク発案者、功労者表彰などが行われた。

功労者表彰を受けた、村田守さん(黄綬褒章、現代の名工)、河田裕さん(国土交通大臣賞)、竹林秀直さん、森岡博和さん(日広連賞)と、記念ロゴマーク発案者の和歌山市出身でグラフィックデザイナー・平田安季穂さん(28)に、藤本理事長から表彰状が手渡された。

平田さんは「創立60周年をイメージでき、信頼と品格を感じらさせるデザインにした。60周年のお祝いに選んでいただきうれしい。たくさんの人に見てもらえたら」と受賞を喜んだ。

藤本理事長(52)は「こうして今日を迎えることができたのは皆さまのおかげ。諸先輩方から引き継がれたバトンは、われわれが次の世代へ向け、さらなる組織と業界の発展向上に努力していきたい」と述べた。

周年ムービーを上映

周年ムービーを上映