和大の優秀生2人表彰 県土地家屋調査士会
和歌山県土地家屋調査士会(服部正会長)が和歌山大学(和歌山市栄谷)で実施する寄付講義「国家基盤づくりに係る土地・家屋の調査」で優秀な成績を収めた学生をたたえる表彰式が9月29日、同大学で行われた。
寄付講義は同調査士会の認知度向上などを目的に2015年に開講。ことしは3・4回生21人が受講し、4月から15回、会員が講師を務め、土地の登記や建物に関する表示の登記、境界紛争などについて学んだ。授業終了後には、各回の課題レポートを提出。期末レポートでは、少子高齢化が進むと不動産に関して生じることが予想される問題について、対応策を400字以上でまとめた。
表彰を受けたのは、経済学部経済学科地域公共政策・公益事業プログラム3回生の進藤小春さんと、宮本佳奈さんの2人。
表彰式では片岡聖佳寄付講義委員長が「今回の勉強を就職活動に役立ててください」とあいさつ。服部会長が表彰状を手渡した。
進藤さんは「最初は難しそうと思ったけど、生活に身近で重要な役割を担っているということが分かった」、宮本さんは「公務員を志望している。空き家問題をテーマに期末レポートを提出したので、もし公務員になれたら空き家問題に携わりたい」と笑顔で話した。