和北、和工が準決勝へ 高校ラグビー開幕
第102回全国高校ラグビーフットボール大会和歌山大会が23日、和歌山市の紀三井寺公園補助競技場で開幕。1回戦3試合が行われ、和歌山北、和歌山工業が初戦突破し、星林は初戦敗退となった。3年ぶりに行われた開会式では、近大付属和歌山の岸未来主将(3年)が全力プレーを力強く宣誓。花園を目指し、10校7チームの熱い戦いの始まりを告げた。
◇1回戦
星林 0(0―19、0―45)64 熊野
初日1試合目に登場した星林は、熊野と対戦。開始10分、ゴール前ラックから熊野に先制トライを許すと、その後もトライとゴールを立て続けに奪われ、前半を0―19で折り返した。
後半に入っても、熊野のフォワード、バックスの連続攻撃で守りに回った星林に反撃の機会は少なく、逆転トライはならなかった。
和北 75(42―0、33―0)0 那賀・田辺・田辺工業
2試合目の和歌山北は開始6分、15㍍付近のラックから左に展開。福田、神田とつなぎ、そのまま先制トライ。その後もスクラムターンオーバーから抜け出してトライを決めるなど、試合を優位に進めた。終了間際には、ゴール前まで迫られるも守り切った。
新宮・新翔 0(0―50、0―49)99 和工
3試合目の和歌山工業は、ラックからのサイド攻撃で大谷がトライ。ゴールも成功させ、7点を先取。その後は敵陣からボールを奪うなど、相手の守備に圧力をかけながらトライを重ね、安定した戦いぶりを見せた。
勝利した和歌山北と和歌山工業は、11月6日の第2試合(午後2時5分)で対戦。近大付属和歌山は同日第1試合(午後0時35分)で熊野と対戦する。両試合ともに紀三井寺公園陸上競技場で行われる。