来年は平和で穏やかに 西脇中が絵馬を奉納
和歌山市西庄の西脇中学校(髙木康子校長)の美術部員が11月25日、来年の干支(えと)「卯」(う)にちなんだ大絵馬を射箭頭(いやと)八幡神社(同市本脇)に奉納した。
絵馬の中央には親子、回りにはさまざまな表情の小さなウサギがたくさん描かれている。「世界平和」の文字を書き添え、美術部員24人が2カ月かけて制作した。
奉納式では部員が同神社を訪れ、橋爪祥子宮司が祝詞を奏上し、絵馬のおはらいをした。
部長の布施妃生菜(ひいな)さん(15)は「来年はコロナが収束して、楽しく部活動できたらいいなと思い、柔らかく、優しさに包まれるような絵馬にした」と笑顔。
橋爪宮司は「きれいな彩りの絵馬でとてもかわいい」と感謝。髙木校長は「生徒たちは地域のお役に立てていると実感できる良い機会になっている」と話した。
奉納した絵馬は、同寺の本堂横に掲げられ、1年間訪れた人を出迎える。