使命感を胸に 警察学校で初任科卒業式

和歌山県警察学校(和歌山市木ノ本)で25日、初任科第154期生(長期課程)の卒業式が行われ、21人(うち女性4人)が警察官としての新たな一歩を踏み出した。

式には卒業生と保護者、教官の他、来賓らが出席。

卒業証書を授与した小畑博昭校長は「何事にも前向きに取り組み、いかなる時も警察官としての自覚を持って行動し、自らを律し、積極的に学び、鍛え、常に若手警察官らしい活力あふれる態度で職務に当たってほしい」と激励した。

卒業生を代表して、和歌山東署配属の原田雄生巡査(19)が学校生活を振り返り「苦楽を共にし、絆を深め合った同期生の存在はかけがえのないものになった。警察学校で学んだ職務に対する誇りと使命感を持ち続けます」と決意の言葉を述べた。

原田巡査は「みんなから頼りにされる、強さと優しさを兼ね備えた警察官になるため、日々努力したい」と話し、岩出署配属の中谷百花さん(20)は「これまで同期生と学び、教官に教わったことを胸に、感謝の気持ちを忘れず職務に取り組みたい」と目を輝かせた。式終了後は、仲間や家族と笑顔で記念撮影。

4月から10カ月間、警察官としての基礎を学んだ卒業生らは同日付で、県内全12署に配属された。

決意の言葉を述べる原田巡査㊧

決意の言葉を述べる原田巡査㊧