高齢者にタオル贈る 富国生命がわかうら園へ
富国生命保険相互会社の県内4支社は6日、和歌山市田野の特別養護老人ホームわかうら園にタオル55枚を寄贈した。
同社職員で構成する「外野倶楽部」の社会貢献活動として10年前から実施している取り組みで、毎年県内の福祉施設などに寄付や寄贈を行っている。ことしは介護施設に何かできないかと考えていたところ、同園の従業員に知り合いがいたことで実現したという。
タオルは、20代から60代の職員55人が各家庭から持ち寄った。
和歌山支社で同倶楽部の役員を務めるディグナ穂波さん(35)が同園を訪れ、土山憲一郎理事長(86)と、土山德泰施設長(55)にタオルを贈った。
土山施設長は、「職員自ら考え、実行するチーム力を見習いたい」と同倶楽部の活動にふれ、「タオルは日々使うもの。大事に現場で使わせていただきたい」と感謝。
土山理事長は「タオルを通して、高齢化社会に対する取り組みや実態を知ってもらえれば」と話した。
ディグナさんは「県内の困っている所全体に届けられるようこの活動を続け、地域社会に貢献していきたい」と話していた。