全国で活躍の6人に 和市児童生徒文化奨励賞
文化活動の全国規模の大会、審査会などで特に優秀な成績を収めた小中学生に贈られる2022年度の「和歌山市児童生徒文化奨励賞」に6人が選ばれ、3日に市役所で表彰式が行われた。
市教育委員会が1995年度から行っている表彰で、本年度で28回目。今回の受賞者は、渡部稜大さん(三田小2年)、上野山朋花さん(智弁和歌山中3年)、的場匠海さん(西浜中1年)、齋藤美空さん(木本小5年)、新宅彩耶香さん(河西中3年)、梅本菜友美さん(貴志中2年)。
渡部さんは「第67回青少年読書感想文全国コンクール」でサントリー奨励賞、上野山さんは「第71回〝社会を明るくする運動〟作文コンテスト」で優秀賞・全日本中学校長会会長賞、的場さんは「第66回毎日全国学生競書展」で福岡県知事賞、齋藤さんは「第69回日本学生・生徒・児童書道展覧会」で奈良県知事賞、新宅さんは同書道展覧会で文部科学大臣賞、「第90回全国書画展覧会」書写の部で広島県知事賞、梅本さんは「第47回『ごはん・お米とわたし』作文・絵画コンクール」図画部門で全国農業協同組合中央会会長賞をそれぞれ受賞したことが高く評価された。
表彰式には、阿形博司教育長ら市教委幹部、選考委員らが出席し、越智健吾副市長が受賞者一人ひとりに表彰状とメダルを授与した。
越智副市長は「大変素晴らしい作品を制作し、全国の高いレベルで受賞された皆さんの活躍は、市として誇らしい」と受賞者をたたえた。
中学校の最終学年で通算8回目の受賞を果たした新宅さんは「この賞を頂くことを目標に練習を積み重ね、より良い作品を仕上げるためにはどうすれば良いのかを考え、悩み、チャレンジしてきた。思い描くような作品ができず、苦しいこともあったが、その先にある達成感を目指し、自分の書と日々向き合ってきた。この賞は私にとって、技術、知識の向上だけではなく、大きな自信となり、財産となった」と喜びを話していた。