人への投資を重視 23年度和歌山市主な事業
和歌山市の2023年度当初予算案では、「ふるさとで学び働けるまち」「県都として活力にあふれたまち」「子供たちがいきいきと育つまち」「誰もが安心して暮らせる優しいまち」の四つの将来都市像の実現を目指し、人への投資を重視した新規事業や既存事業の拡充を盛り込んでいる。主な事業は次の通り。
【ふるさとで学び働けるまち】設備投資により従業員の給与を増加させる企業に対する「所得向上補助金」の創設(2000万円)▽都市計画道路の整備を効率的、効果的に進めるための新たな検討を実施(1450万円)▽JR和歌山駅から和歌山城までのけやき大通りをイルミネーションで彩り、夜間の魅力を向上(1500万円)
【県都として活力にあふれたまち】友田町3丁目周辺地区での地権者組織による市街地再開発事業の検討を支援(300万円)▽西庄、つつじが丘など北部丘陵地に、企業誘致や防災に寄与する道路の計画と必要性を検討(1100万円)▽紀の川周辺緑地の未開発エリアの総合的な整備、活用を検討(2330万円)
【子供たちがいきいきと育つまち】こども医療費無料化の助成対象を、8月から18歳まで拡充(13億7172万円)▽市立保育所・こども園で使用済みおむつを自園処分とし、保護者や保育士の負担を軽減(157万円)▽中学校の全員給食化に向け、実施方針の策定や事業者との契約など一連の業務に必要な調査、検討を実施(2332万円)
【誰もが安心して暮らせる優しいまち】119番通報を広域で運用する高機能消防指令システムと消防救急デジタル無線設備を更新(9億8354万円)▽紀の川以北地域への水道の安定供給に向け、送水管の複線化事業を開始(1210万円)▽焼却処理している汚泥の一部を堆肥化するため、民間企業と連携して実証実験を実施(1025万円)