4年連続の0.89倍 公立高校入試の一般出願
和歌山県教育委員会は22日、2023年度県内公立高校入試の一般出願状況を発表した。県立全日制(29校4分校60学科)は入学者枠数6131人に対し5426人が出願し、競争率は0・89倍。7年連続で1倍を下回り、現行の入試制度が始まった09年度以降では、20年度から4年続けて最低の0・89倍となった。
県教委は、県内の生徒を県内で育てる観点から、生徒数の減少に比べて各校の定員減を緩やかに設定しており、23校4分校44学科で定員を割り込んだ。
県立定時制(7校9学科)は入学者枠数495人に184人が出願し、倍率は0・37倍。市立全日制は和歌山市立和歌山の1校3学科で倍率は1・16倍、同定時制(1校2学科)は0・05倍だった。
県立全日制で競争率上位の学校・学科は、普通科が、向陽1・25倍▽那賀1・19倍▽紀央館、神島1・14倍▽田辺1・13倍▽新宮1・12倍の順――。専門・総合学科は、和歌山工業創造技術科1・50倍▽同産業デザイン科1・23倍▽和歌山商業ビジネス創造科1・09倍▽和歌山工業土木科1・03倍▽神島経営科学科1・02倍――となっている。
出願変更ができる本出願は3月2、3日、学力検査は9日、面接・実技検査などは10日に行い、17日午前10時に合格発表となる。