マイボトル利用促進 県庁に給水スポット

マイボトルの利用を促進しようと、岸本周平知事の発案で和歌山県庁本館2階の県民ロビーに庁内初の給水スポットが誕生した。循環型社会推進課が10日、ウォーターサーバーを設置し、11日に運用が始まった。

きっかけは、岸本知事が職員との懇談会として開いている「おにぎりミーティング(OMTG)」でのこと。1回10人程度の職員が昼食を持ち寄って知事室に集まり、本音で語り合うこの場にほぼ全ての職員がマイボトルを持参していた。

岸本知事も常にマイボトルを持ち歩いており、「庁内に給水できる場所があれば」との職員の声を受けて設置を決めた。

水道水をフィルターで浄水するタイプのウォーターサーバーで、常温と冷水のいずれかを選んで給水できる。

運用開始後に県民ロビーを訪れた岸本知事は、早速マイボトルに冷水を給水。「冷たくておいしい。県民の皆さんもぜひご利用ください」と呼びかけた。

県の美しい海を守るため、県庁が率先してプラスチックごみ削減に取り組むとし、「和歌山のきれいな海を守るため、海洋プラスチックごみ問題を自分たちの手で解決していきたい」と話した。

今後はニーズに応じて設置箇所を増やしていくとし、県主催の会議などで使用するペットボトル飲料は、県内中小企業の振興を図るため、県産品に限り提供を継続するという。

マイボトルに給水する岸本知事

マイボトルに給水する岸本知事