県高野連新会長に中村さん 活性化へ決意
今月1日付で、和歌山県高校野球連盟の新会長に中村栄作さん(57)が就任した。5月26日の評議委員会で承認される。
中村さんは和歌山商業高校長。向陽高校硬式野球部出身で、第65回夏の和歌山大会ベスト4。1989年に県立笠田高校の教諭に就任以降、同校や貴志川高校、和歌山商業高校で、計22年間にわたり、高校野球に携わった。
12日に和歌山市の和歌山ビッグ愛で記者会見した中村さんは、各校の部員減少について、「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の影響もあり、野球への関心は高まっていると思う。昨年度までの努力を引き継ぎ、高校野球の活性化を図りたい」と意気込んだ。
7月開幕の「第105回全国高校野球選手権記念和歌山大会」に向けては、新型コロナの影響で中止となった第102回大会を振り返り、今後も感染対策に気を付けると同時に、「大会を開催できるのは普通ではないと、選手に感じてほしい。その上で、練習の成果を存分に発揮してもらいたい」と期待。
「高校野球に関わった生徒が将来、汗と涙を流した和歌山で活躍してほしい。県の発展に貢献したいという気持ちを、高校野球を通して育みたい」と語った。