情報発信の拠点に 県警が展示室を開設
警察に興味を持ってもらい、歴史や仕事について幅広く知ってもらおうと、県警は和歌山市西の交通センターに資料展示室を設置。15日、開所式が行われた。
これまで県警察学校で職員向けに、歴史的価値のある制服や階級章、装備品、
機関誌や辞令などの文書類、殉職者関係の遺品や遺影などの展示を行っていた施設を移転し、リニューアル。
幅広い世代に興味を持ってもらうため、これまでの展示品に加え、パトカーなどのミニチュア模型や、県警のマスコットキャラクター「きしゅう君」との写真撮影コーナーなども設けた。
式では香具輝男警務部長が「この展示室には、先輩が遺した歴史的価値のある物品を大切に保管し、警察の歴史を正しく後世に伝えていく役割がある。警察の情報発信の拠点として県民の皆さんに長く親しまれる施設になることを願っている」とあいさつ。
西本浩一広報県民課長は「子どもたちに興味を持ってもらい、『警察ってかっこいい』『警察官になりたい』と思ってもらえるよう、警察の魅力を発信していきたい」と話す。
展示室の見学は、事前予約が必要。申し込み、問い合わせは広報県民課広報室(℡073・423・0110=内線2973)。