鮮やかな満開の花 ペーパークラフト展

まるで本物の花と見間違えるほど、色とりどりのチューリップやバラ――。和歌山市禰宜のケーキサロン・マニエールで30日まで、有田市のペーパーアート講師、川島朋恵さん(56)の作品展「春らんまん、ペーパーアートの世界」が開かれている。

一枚一枚切り抜き、丁寧に貼り合わせて作る花の作品は、1本作るのに1時間ほどかかるという。今回の展示では花束や、独自でアレンジし、イラストと組み合わせた額装作品など約20点が並ぶ。

同展に訪れた和歌山市の阪口真由美さん(52)は「とても細かい作業を丁寧にされ、優しい色合いの作品ばかり。作っている姿が目に浮かぶ」と、一つひとつの作品をじっくりと鑑賞していた。

川島さんは「手軽に手に入る紙を使い、子どもから大人まで気軽に楽しめるペーパーアートの世界を知ってもらい、本物に近いお花を楽しんでほしい」と話している。

午前10時から午後7時(最終日は3時)まで。問い合わせは同店(℡073・477・3155)。

作品を手に来場を呼びかける川島さん

作品を手に来場を呼びかける川島さん