漆作品展「日々の棗」 5月に橋爪玲子さん
和歌山県海南市の漆工芸作家、橋爪玲子さんの作品展「日々の棗(なつめ)」が5月12日から16日まで、同市の黒江tettote~旧岩崎邸で開かれる。
橋爪さんにとって初めての、棗を中心にした展覧会。12カ月の棗をテーマに、植物などをモチーフとして、季節を楽しめるデザインの作品を制作。手元に置いて、身近に使ってほしいという思いから、「日々に、月々に、傍らに」使える棗を作った。
今回、棗や香合、茶杓、茶席扇などの茶道具の他、関連デザインの漆ジュエリーや小物など、新作を中心に約100点を展示し、即売もある。「展示していないものもお見せできるので、お声がけください」と呼びかけている。
会場は昨年オープンしたばかり。黒江の鍛鉄(たんてつ)工芸家、武田伸之さんの鉄の茶室と什器類を借りての展示となる。
問い合わせは同所(℡080・8450・1728)。