環境先進企業に認定 タカショーデジテック

エクステリア・ガーデニングの照明の企画、製造販売を行う、和歌山県海南市の㈱タカショーデジテック(古澤良祐代表取締役社長)が、環境省の「エコ・ファースト企業」に認定された。照明業界では初めて。

エコ・ファースト制度は、企業が環境大臣に対し、自らの環境保全に関する取り組みを約束し、その取り組みが先進的、独自的でかつ、業界をリードする事業活動である場合に環境大臣が認定するもので、2008年に始まった。今回を含め、66社が認定されており、県内では東洋ライス㈱に次いで、同社が2社目の認定となった。

タカショーデジテックでは、持続可能な社会を実現するため、社長直轄のSDGs促進部署を設け、最優先事項として「選ばれる企業」「選べる人材」となるために取り組んだ。

アイデアを出し合い、「地球温暖化の防止に向けた取り組みを積極的に推進します」「循環型社会の形成に向けた取り組みを積極的に推進します」「環境問題に対する意識、行動を身につけた『選べる人材』の育成を推進します」など五つを約束した。

同社の社用車を2027年までに全てハイブリッドカーとすることにしており、また、梱包材の省資源化、取り扱い説明書のウェブ化推進、「光」という商材で、地域の豊かな自然環境を照らし、地域経済の活性化や分散型社会の構築を推進している。

このほど東京都千代田区の環境省で認定式が行われた。古澤社長(45)は「社員のモチベーションも高くなる。ものづくりをする上で環境を考えていくのは大事。従業員がプライベートでも遂行して活動を広げていければ」と思いを新たにし、「今後も約束したことをしっかり遂行し、SDGsを対策する企業が増えることを願っている」と話した。

古澤社長㊧と山田美樹環境副大臣(タカショーデジテック提供)

古澤社長㊧と山田美樹環境副大臣(タカショーデジテック提供)