日本拳法始めて1年 小1児童が全国制覇で話題
日本拳法の海南拳友会(古川晃義代表)に所属する亀川小学校1年の水越杏さん(7)が注目されている。競技を始めてまだ1年ながら、先日、大阪府門真市で開かれた日本拳法全国少年大会第4回個人戦(日本拳法全国少年連盟主催)小学1年生女子の部で優勝するなど、持ち前の打たれ強さと負けず嫌いの性格で全国の頂点に立った。杏さんは「どんな大会でも優勝したい」と意気込んでいる。
杏さんは、同会に所属する兄の斗和(12)さん、姉の凜華さん(10)の影響で昨年5月に入会。攻められても下がらない積極性を持つ。得意とするのは蹴りで、同大会でも蹴りを中心とした攻めで栄光をつかんだ。
指導者の岡﨑光代さんは、打たれ強く、泣きながらでも前に出るような負けん気が杏さんの強みだとし、「性格を含め、才能があって楽しみ。これからもへこまずに頑張ってほしい」と期待。母の稔子さんは「まさかこんなに良い成績を収めるとはと驚いています。勝つことも大切ですが、礼儀やあいさつなども学んでほしい」と喜んでいる。
杏さんは、同大会の団体戦小学校低学年の部でも、男女混合20チームの中で3位。2年生の通阪桜央さん、3年生の梶本佳歩さんと共に健闘した。
9月17日に大阪市中央体育館で開かれる「日本拳法総合選手権大会」にも出場予定で、同大会にはイタリアやアメリカなど海外4~5カ国の強豪らも参加予定。杏さんは「(参加する)全部の試合に勝ちたい。頑張る」と気合十分だ。
5年生の部で3位 同会の児童が躍動
さらに同会からは、杏さんの姉の凜華さんと、通阪紗來さんが、小学5年生女子の部で3位の成績を収めた。
凜華さんは、「まさか3位になれるとは思わなかったので、うれしかった。速く動くことを頑張って、1位になりたい」と笑顔。通阪紗來さん(10)は「1位になりたかったので悔しい。全国1位を目指したい」と話した。