EVと給電器寄贈 JAわかやまが和歌山市に

わかやま農業協同組合(JAわかやま)は16日、和歌山市に電気自動車と外部給電器を寄贈した。

地域密着の貢献活動の一環として行ったもの。寄贈品は電気自動車「三菱ekクロスEV」1台、車両の大容量バッテリーを電源として使用するための外部給電器をセットにし、災害など緊急時には給電支援、平時には環境学習などに活用が見込まれている。

寄贈品の受け入れ式は市役所市長室で行われ、JAわかやまの坂東紀好代表理事組合長から尾花正啓市長に鍵のレプリカ、尾花市長から坂東組合長に感謝状が贈られた。その後、市役所南側の城前広場で電気自動車が披露された。

尾花市長は「省エネルギーや防災に電気自動車は大変役立つ。学校への出前授業にも活用し、子どもたちに環境や防災の大切さを伝えていきたい」と感謝。坂東組合長は「持続可能な社会の実現に向けて、次の時代を担う子どもたちを中心に、自然や環境の大切さを知ることに役立ててもらえたらありがたい」と話していた。

寄贈した電気自動車の前で坂東組合長(左から3人目)、尾花市長(同2人目)ら

寄贈した電気自動車の前で坂東組合長(左から3人目)、尾花市長(同2人目)ら