リッチモンド市訪問団植樹 姉妹提携50周年

和歌山市とカナダのリッチモンド市は姉妹都市提携からことしで50周年を迎えたのを記念し、同市からマルコム・ブローディー市長を団長とする8人の訪問団が17日、和歌山市を訪れ、植樹を行った。

リッチモンド市はブリティッシュコロンビア州バンクーバー市の南方に位置し、アジア・北米間の貿易ゲートウエーとなっている人口約21万人の都市。県出身者を含む多くの日本人が移民した歴史があり、1973年3月31日に和歌山市と姉妹都市提携を結んだ。

市役所で尾花正啓市長に記念品を贈呈した訪問団は、同市西汀丁の汀公園に移動。両市の友好の絆の証しとして、カナダのシンボルであるカエデの木を植樹した。尾花市長は「このカエデが新たな架け橋となり、友好が深まることを期待している」とあいさつ。

マルコム・ブローディー市長は「木は成長すると大地にしっかり根をおろし、全体を力強く支える。同じように両国の関係が強くなってほしい」と話した。

カエデの木を植樹する尾花市長㊨とマルコム・ブローディー市長

カエデの木を植樹する尾花市長㊨とマルコム・ブローディー市長