36チーム対戦決まる 高校野球和歌山大会

7月11日に和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で開幕する第105回全国高校野球選手権記念和歌山大会の組み合わせ抽選会が24日、同市手平の和歌山ビッグ愛で行われ、出場各校の主将がくじを引き、組み合わせが決定した。開幕試合では、和歌山北と紀央館が対戦する。昨夏の覇者、智弁和歌山は初戦で高野山と顔合わせ。ことしの春を制した市和歌山は紀北工業と戦う。選手宣誓は慶風の3年生、甲斐大樹(だいじゅ)主将に決まった。

大会には39校36チームが出場。有田中央、貴志川、串本古座、新翔の4校は連合チームで挑む。春季県予選で4強入りの智弁和歌山、市和歌山、箕島、和歌山南陵はシード校となる。準決勝の組み合わせは、準々決勝で勝利したチームの主将が順次くじを引き決定する。

ことしは昨年まで行われた、新型コロナの影響による一般観客や学校関係者の入場制限を廃止。吹奏楽を用いた応援も可能になる。開会式では4年ぶりに、グラウンドを1周する形で入場行進が行われる。一般の入場料は、大人1000円、中高生は500円。

組み合わせ抽選会には出場各校の部長と主将が出席。県高野連の中村栄作会長は各主将に対し、支えてくれる多くの人に感謝を示すように伝え、「残された日数は少ないが、悔いが残らないように練習を積み、紀三井寺で自信を持って挑んでほしい」などとあいさつした。

シード4校はA、B、C、Dの各ゾーンに分かれ、残り32チームの主将が順番にくじを引いた。投打で活躍する栗谷らを軸に、56年ぶりに春を制した市和歌山は、14日の第2試合で紀北工業と対戦。6大会連続で夏の甲子園出場を目指す智弁和歌山は、15日の第2試合で高野山とぶつかる。昨夏準優勝の桐蔭は15日の第3試合で熊野と顔合わせ。和歌山東は16日の第1試合で田辺工業と対戦する。

緊張感漂う抽選会

緊張感漂う抽選会