アートで元気に ぶらくり丁に壁画が完成
アーティストとして活動する和歌山市のmoco moco(モコモコ)さんが、このほど、同市元寺町、ぶらくり丁内の脱毛や育毛、美顔などのサービスを提供する美容サロン「インフィニティ」の店舗壁2カ所に絵を描き、通行人を楽しませている。
このうち、縦約1㍍、横3㍍の壁には、花畑に裸で寝そべる2人の女性とウサギを描いた。
モコモコさんは同市島崎町のじゃんじゃん横丁内のMOCOMOCO(モコモコ)ミュージアムのオーナーでもあり、「アートで人やまちが元気になれば」をモットーにアーティスト活動をしている。
これまでに同横丁の壁画や紀の川市西大井のベーカリーの駐車場などに絵を描いている。
今回、壁画を描いた先は、昨年8月にオープンした、女性向けのヒップアップやフェイシャル、ヘッドスパなどトータル美容を提供するサロン。眞境名(まきな)佳世店長(34)が「女性をはじめ、歩く人の目に留まり、お店を知ってもらうきっかけになれば」と、友人を通じてモコモコさんに依頼した。
壁画のテーマは「ビューティー」。モコモコさんは、美しいお尻の曲線や触れたくなるような肌質を表現したといい「女性が憧れる女性像をイメージして華やかな中にも優しさやかわいらしさがある女性を描いた」と話す。
また、眞境名さんが花を取り入れてほしいとリクエストを出し、オレンジや黄色の花を散りばめた。
もう一カ所の約1㍍四方の壁には、縁起物とされる「三足の蛙」2匹とモコモコさんのモチーフである太陽、虹、雲を描いた。モコモコさんは「カエルをさするとお金持ちになるかも」といい、「ビューティーとリラックスのどちらも感じてもらえたら」と笑顔。
眞境名さんは「とてもかわいい。華やかになった」と完成を喜んだ。