「自分たちの野球」を 市高OBが選手ら激励
第105回全国高校野球選手権記念和歌山大会の開幕を11日に控え、市和商・市高野球部OB会(中村扇一会長)の6人が1日、和歌山市六十谷の市立和歌山高校を訪れて選手らを激励。力強い言葉と共に、激励金とスポーツドリンクを手渡した。
同校は春の県予選決勝で智弁を5―3で下し、56年ぶりの優勝を果たした。今夏は、14日の第2試合で紀北工業と対戦。投打に活躍する栗谷星翔らを軸に、98回大会以来の夏の甲子園を目指す。
OB会は50年以上続き、激励会も伝統となっている。中村会長(65)は、各自が体調管理を徹底するよう助言。春に熊本和真主将が話した「自分たちの野球をやる」という言葉を挙げ、「みんなの思いが詰まった良い言葉。900人近いOB会のみんなが応援している」と激励した。
熊本主将は「厳しい戦いになると思うが、一戦必勝で目の前の相手を全員で倒し、甲子園に行く」と決意。
毛利直紀事務局長(56)は、「しっかりと守り、粘り強くつないで戦ってほしい。歴史を刻めるように、まずは和歌山を制し、市高の名前を全国に知らしめられることを願っている」と期待した。