高校総体へ「力の限り」 県選手団壮行式
21日から北海道を主会場に開かれる全国高校総体(インターハイ)を前に、和歌山県選手団の壮行式が6日、和歌山市の県民文化会館小ホールで行われ、出場選手や監督ら129人が結束を強め、活躍を誓った。
大会は北海道の他、山形、栃木、和歌山の4道県で開催。ヨット競技は8月12日から16日まで和歌山市毛見の和歌山セーリングセンターで行われる。
県選手団は、まだ出場選手の決まっていない水泳を除き、512選手、引率教員や監督らを含め総勢681人。水泳は22日から奈良県で開かれる近畿高等学校選手権の結果で高校総体に出場する選手が決定する。
壮行式では、県高校体育連盟の西上嘉人会長が「和歌山県の代表として、今まで身に付けた力を発揮して頑張ってください」とあいさつ。
岸本周平知事は「インターハイというひのき舞台で、成績だけにこだわることなく、昨日より強い自分を見せてください。昨日の自分に勝ってください。頑張ってください」と激励した。
西上会長がソフトテニス競技に出場の旗手・和歌山北高校3年の後藤優斗選手に連盟旗を手渡し、左近晴久副会長がカヌー競技に出場する神島高校3年の吉田朋矢選手に選手団ユニホームを贈った。
選手団を代表し、少林寺拳法競技に出場する橋本高校3年の坂本結衣選手が「これまで支えてくださった全ての方々への感謝の気持ちを胸に、和歌山県高校生代表選手としての誇りを持ち、全力で大会に臨む決意です。日々の練習で鍛えた身体と磨き上げた技術と精神力を全国の舞台で余すことなく発揮し、精いっぱい力の限り北海道の舞台で戦い抜くことを誓います」と力強く決意。「みんなで精いっぱい頑張るぞ」と呼びかけると、会場の選手たちも、「おー!」と応え、健闘を誓い合った。