近畿大会出場へ 紀の川市の学童野球2チーム

和歌山県紀の川市の学童軟式野球チーム、西貴志ドリームズ(南村浩二監督)と、安楽川少年野球クラブ・貴志川ウインズ合同(前坂金哉監督)がそれぞれ県大会で優勝し、近畿大会への出場を決めた。両チームの選手たちは9、10月に開かれる近畿大会に向けて、日々練習に励んでいる。

西貴志ドリームズは7月に田辺市の神島台運動場などで行われた、第53回県学童選手県大会で県内16チームの頂点に立ち、27年ぶり2回目の同大会優勝を果たした。

1回戦から接戦が続く中、決勝戦では8回タイブレークの末に、今福吹上・砂山合同を7―5で撃破。大会を通して、中西龍希君(12)、中西虎希君(12)、樫葉洋人君(11)の3人の投手の力投が光り、6年生を中心に長打も飛び出して計4勝を挙げた。

南村監督は「投手陣が安定し、接戦をものにして粘りが出てきた。(近畿大会では)1勝でも多くできるように頑張りたい」と話し、中西主将は「県大会では最後まで諦めずに粘り強い野球ができた。近畿大会も、みんなで力を合わせて優勝を目指したい」と意気込んだ。

同チームは9月17、18日に、大阪府堺市のみなと堺グリーンひろばで開かれる「第47回ほっかほっか亭カップ近畿少年軟式野球大会」に出場する。


安楽川少年野球クラブ・貴志川ウインズ合同は、8月に海南市大野中の海南市民運動場などで行われた、近畿学童軟式野球大会の県大会で、県内16チームの中で優勝。2回戦以降は先制を許す展開が続くも、チーム一丸で逆転劇を続け、那賀支部のチームで初めて同大会を制した。

同チームは10月21、22日に、京都府宇治市の山城総合運動公園太陽が丘野球場で開かれる「第17回佐川印刷旗近畿学童軟式野球大会」に出場し、近畿地方の各府県代表8チームの頂点を目指す。

更家純監督代行(43)は「声をよく出し、一つのアウトを全員で取ってくれた。初の近畿なので、みんな伸び伸びと思い切ってやってほしい。目の前の一戦に必勝で挑む」と話した。

平原絢心主将(12)は、「工夫をして頭を使う野球で、チーム一丸となって優勝したい」と闘志を燃やしている。

両チームのメンバーは次の皆さん。

【西貴志ドリームズ】代表者=西川嘉文▽監督=南村浩二▽コーチ=友部政巳、山野昌紀▽主将=中西龍希▽選手=樫葉洋人、山野恵都、太田海翔、浦勇翔、中西虎希、濱田侑吾、津村遥希、山野結士、浦陽翔、辰丸錬、秦野陸斗

近畿大会に出場する西貴志ドリームズの選手

近畿大会に出場する西貴志ドリームズの選手


【安楽川少年野球クラブ・貴志川ウインズ合同】代表者=山田昌宏▽監督=前坂金哉▽コーチ=更家純、堀貴浩▽主将=平原絢心▽選手=森惺、小久保星、堀漣斗、津田隆仁、更家徹太、大岡祐璃、宮村隼人、淡路龍希、吉田真ノ介、寺田明夢、宗哩玖斗、植田凛、根来諒丞、平原心喜、森煉、神崎隆惺、中巻迅翔、植田弦

近畿大会に出場する安楽川少年野球クラブ・貴志川ウインズ合同の皆さん(同チーム提供)

近畿大会に出場する安楽川少年野球クラブ・貴志川ウインズ合同の皆さん(同チーム提供)