ミモザが優秀賞 おかあさんコーラス全国大会

兵庫県姫路市で26、27日に開かれた「第46回全日本おかあさんコーラス全国大会」(全日本合唱連盟など主催)に、和歌山県代表として初出場した和歌山市の合唱団Mimosa(ミモザ)は、優秀賞にあたる、ひまわり賞を受賞した。

同大会には全国から68団体約3000人が参加した。ミモザは2016年に結成。30~70代のメンバー14人が同市布施屋の河南コミュニティセンターなどで練習を行っている。

ミモザの代表の阪本健悟さん(42)によると、和歌山県代表がひまわり賞を受賞したのは9年前と18年前に続き、3回目。同大会は通常のコンクールと異なり、演奏はもちろんのことパフォーマンスも採点されることから、全団体が工夫を凝らしたパフォーマンスで会場を沸かせる中、ミモザは2曲を披露。

1曲目は真っすぐに音楽の素晴らしさを表現し、2曲目は演奏終盤で阪本代表がコミカルな衣装にチェンジ。しかし曲はストイックに演奏し、そのギャップで会場は盛り上がった。「演奏中も本当に皆さんが集中して、楽しんで聴いてくださったので、その雰囲気を感じながらの演奏はとても感動的といえるものだった」と話した。

大会終了後、選考委員や大会役員から「パフォーマンスも良かったが、それ以上にミモザの音楽、透き通るような声とハーモニーで会場を包んでいた」と言われたといい、それが何よりうれしかったと感動の様子だった。受賞の反響は大きく、阪本代表のSNSのアカウントは新たにたくさんの人からフォローされ、「今後またこうしたところから交流が生まれていくといいなぁ」と喜んでいる。

受賞を喜ぶメンバー

受賞を喜ぶメンバー