笑顔で走破 ライドオンすさみに540人
すさみ、古座川両町にわたって自転車で走るイベント「ライドオンすさみ2023」が15日に行われ、約540人が参加。南紀の山や川、海が広がる景観を楽しみながら爽やかな汗を流した。
ことしで5回目の開催。大会はロングコース(約130㌔)とミドルコース(約82㌔)の2コースが用意され、それぞれ290人と250人が出走した。個人やチームでタイムを競わずに楽しむ「ファンライド」で、古座川の一枚岩や海岸沿い、山岳地など南紀ならではの風景の中を走り抜けた。
途中に設置されたエイドステーションでは地元住民が、イノブタ肉やアユの塩焼きなどの地元産品を使った料理やドリンクでもてなした。さらに、沿道からの声援や和太鼓で応援するなど地域を挙げて歓迎し、出場者も手を振って応えていた。
ゴールした人は「向かい風が強くて飛ばされるかと思った」「エイドでのアユの塩焼きがおいしかった。塩加減が抜群で最高だった」などと話し、大阪市からチームで参加した平敏治さん(62)は「山道は神秘的な光景で見たことのないすさみを感じた。海は風が強く面白いコースだった。沿道から旗を振ったり、太鼓の演奏があったりして心強かった」と温かい応援に感動の様子だった。