高校生も県産品販売 ロハスフェア盛況

健康や環境に優しい生活スタイル「ロハス」を感じてもらおうと、和歌山市湊通丁北のホテルアバローム紀の国で「第25回ロハスフェア」が開かれ、多くの来場者でにぎわった。

同フェアでは、ホテル内の飲食店の本格的な味がお手頃に味わえるとあり、「六つ葵」のこだわりの総菜は特に人気で販売開始から約1時間で完売した。

ホテル2階鳳凰の間では、ハンドメード作品の展示・販売・体験イベントを開催。高校や支援学校の生徒らの展示・販売もあった。

手作りの和小物を扱う「和・ナガフネ」の長舟美鈴さんは、以前は市内で貸衣装店を営んでいたが閉店。店に残った花嫁衣装の打掛や振り袖などの着物をほどき、かばんや雑貨にリメイクした作品を販売していた。ロハスフェアで8年ほど前から毎回出店しているという。着物生地の華やかな色柄を生かし、丁寧に縫われた和のリメイク雑貨は客に好評で、来場者は足を止め、作品を手にとっていた。

長舟さんは「ロハスフェアの出店に合わせて、毎回訪れてくださる顔見知りの方もでき、楽しく参加しています。多くの方に購入していただきありがたいです」と話していた。

和歌山商業高校の生徒は、あられやクッキー、フルーツジュレなど県内で作られた商品を販売。3年生の木場瑛菜さんは「たくさんの人が買いにきてくれてうれしい。すごくよく売れています」と笑顔。

同ホテル副支配人の木村倫也さんは「今回の開催も大盛況で、完売する商品もたくさんあり、ご好評をいただいております」と話していた。

市内から友人と来場した女性は、「毎回楽しみに来ている。普段なかなか食べることのできないホテルの味を安価で味わえたり、ハンドメードの作家さんの作品が一堂に集まったりしているので、とても楽しいです」と笑顔で話していた。

 

商品を販売する生徒たち