知事賞は小長谷さん ガーデニングコンテスト
NPO法人花いっぱい推進協議会(森川勝理事長)は、第23回「和歌山花フェスタガーデニングコンテスト」を実施。応募作品を12日まで和歌山市役所前玄関で展示し、華やかに彩っている。
ハンギングで15点、コンテナで39点の合計54点の応募があった。会場には県知事賞や市長賞、花いっぱい奨励賞など10点の受賞作品を含む全作品が並び、同日午後1時から同会場で表彰式も行われる。
県知事賞は同市の小長谷淳(こながやじゅん)さん(83)の作品「竹燈夜Ⅱ」。以前に小長谷さんが和歌山城の竹燈夜イベントに出展した器を再利用し、マリーゴールドやコスモス、シクラメンなどの花々を植えた作品で、妻の尚代さんとの合作という。夫妻で会場を訪れた小長谷さんは「花の色のバランスに気を使った。竹燈夜の催しが終わり、家に保管していた竹にもう一度日の目を見せることができて良かった」と笑顔で話した。
森川理事長は「流木や竹など手作りした器で工夫が見える。昨年に比べ作品が大きくダイナミックになり、来年はバリアフリーにも配慮してもっと広い会場にしたい」と話した。
また、都市緑化の高揚を図る催し、第35回全国「みどりの愛護」のつどいが来春、同市で開かれることが決まり、関連イベントの開催に向け、同協会も意気込んでいる。