春にきれいに咲いてね チューリップ植栽

和歌山県海南市藤白のENEOS和歌山石油精製㈱(佐久間雄一郎代表取締役社長)は11日、同市阪井の亀池公園内に26種類2万球のチューリップの球根を植え、清掃活動を行った。

社会貢献活動の一環で2007年から活動しており、今回で33回目。チューリップの植栽は17回目となる。08年には同社の環境保全活動が、「第7回わかやま環境大賞」で「特別賞」を受けている。

ことしのテーマは「偏西風」。風に乗るような緩やかな曲線や池からの水しぶきをイメージした水玉デザインにした。

同社員やOB、子会社役員ら約150人が参加。同市の協力のもと、公園内の亀池広場に設置した花壇5カ所に球根を植えた。

メインとなる斜面の花壇には、黄色に赤のラインが特徴的な品種のフラメンコなど8種類を配置。職員らは、深さ10㌢ほど土を掘り、咲き上がりをイメージしながら等間隔で丁寧にしっかりと球根を置き、土をかぶせていった。

その他の花壇は、白い花弁に紅が入るビューティートレンドなどの球根を植えていった。参加した小林拓磨さん(37)は「春になると子どもとチューリップを見に来る。きれいと喜んでくれるので、みんなで頑張って植えて良かったなと思う。今回もきれいに咲くように愛情を込めて植えた」と笑顔。佐久間代表は「来春に訪れた人が喜び心和んでもらえたらうれしい。たくさんの人が来ることを期待したい」と話した。

植えたチューリップは来年の4月ごろに見頃を迎え、桜とともに、色鮮やかに並ぶチューリップが楽しめるという。

球根を丁寧に植える社員ら

球根を丁寧に植える社員ら