いにしえの飛鳥舞台に 劇団ノスタルジア公演
和歌山市を中心に活動する劇団ノスタルジアは26日、同市小松原通の県民文化会館小ホールで「MAHOROBA」を上演する。21回目となる今回の公演は、いにしえの飛鳥が舞台。岡崎義章代表(60)は「肩肘張らず気軽に楽しめる作品なので、芝居を見たことがない人、幅広い世代の人に来てもらいたい」と呼びかけている。
1986年の結成以来、岡崎代表が作・演出したオリジナル作品のみを上演している。今作は、国の実権は大陸への朝貢政策を進める多我一族に握られ、大王の末息子は南蛮帰りの絵描き・万次郎との出会いにより、苦しい暮らしを強いられている農民たちに心を寄せていくが…、大和は国のまほろば(理想郷)、それを追い求めた人々によって日本という国がかたちづくられていく様をダイナミックに描いたエンターテインメント史劇。
岡崎代表は「小道具をほとんど使わずパントマイムを駆使した斬新な演出で、ハラハラドキドキと笑い、感動を盛り込んだ作品に仕上げている。スリリングにシーンがめまぐるしく展開していくところを楽しんでほしい」と話している。
開演時間は午後1時半と、5時半の2回。料金は前売り一般2500円、中高生1000円。当日一般3000円、中高生1500円。チケットは県民文化会館、和歌山城ホール、和歌の浦アート・キューブで販売中。
同劇団のホームページから予約することもできる。
問い合わせは同劇団(℡073・456・0414)。