障害者スポーツ支援 あいおいニッセイが寄付
和歌山県の障害者スポーツ・レクリエーション活動の振興などに役立ててもらおうと、あいおいニッセイ同和損害保険㈱和歌山支店(久綱二美恵支店長)は17日、県障害者スポーツ協会に10万円を寄付した。
同社の役職員による任意の寄付活動「ゆにぞんスマイルクラブ」で募ったもので、同協会への寄付は初めて。
同社は、2006年に車いすバスケットボール日本代表チームの公式スポンサーとして協賛。15年からはアスリート雇用を始め、現在アスリート社員は全国で約20人が所属しており、そのうち13人がパラスポーツ選手だという。
2年ほど前には、同社所属の車いすバスケットボール選手、秋田啓さんが和歌山市内の小学校イベントに参加するなど、交流を図っている。
同協会は、障害者スポーツの活動拠点として、さまざまな教室や大会を実施。活動を通じて障害者の社会参加を促進し、障害者福祉の向上に取り組んでいる。
この日、同協会で贈呈式が行われ、久綱支店長や同協会、鈴木玲常任理事らが出席。久綱支店長は、鈴木常任理事に目録を手渡し、感謝状を受け取った。
久綱支店長は「バスケだけでなく、サッカーや他のスポーツなどで選手と一緒に交流したい。今後も力添えできれば」と話し、鈴木常任理事は「障害のある人は、スポーツと出合うことで生きがいを感じる。スポーツは人と接し、社会に入る大切な取り組み。支援していただいて本当に感謝しています」と述べた。寄付は、大会の表彰式などで使用されるバックパネルの購入に充てられるという。