ワクワク体験満載 アドベンチャーフェス
「遊んで、学んで、体験しよう!」をテーマしたイベント「紀州っ子アドベンチャーフェスタ2023」が9日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛と和歌山ビッグウエーブで開かれた。
同所9階の青少年活動センターを拠点に活動している団体に加え、県身体障害者連盟や和歌山児童合唱団など約20団体がステージショーやワークショップを開き、約1000人の家族連れでにぎわった。
主催は、地域の大人が一丸となって子どもたちに遊びや体験の場をつくり出そうと活動する「わかやま『体験の風をおこそう』運動推進実行委員会」。より多くの子どもたちに体験を通じて社会性や協調性を育んでもらおうと2019年にスタートし、今回で4回目。
ことしは防災をかるたで学べる講座や、テニスボールを使ってのスポーツ療育体験など新たな企画、マット運動、液体窒素を使った実験、スノードーム作り、紀州備長炭で風鈴作り、木工体験教室、おもちゃの修理教室などのワークショップが開かれた。
ビッグ愛1階展示ホールで開かれた「冒険あそび広場」では絵本の中から悪者が飛び出し、物語を正しい結末に持っていくよう解決するミッションが参加者に与えられた。子どもたちは頭と体を使い、さまざまなゲームに挑んだ。1階大ホールの交流ステージでは和歌山マジシャンズクラブがマジックショーで盛り上げ、和歌山児童合唱団が美しい歌声を披露した。同実行委員会の中村裕詞さんは「昨年より参加人数が増え、たくさんの親子が体験を楽しんでくれた。より多くの人が活動団体を知り興味を持ってもらえたらうれしい」と話していた。