能登半島地震へ募金を 砂山小児童が活動
能登半島地震の被災者を支援しようと、和歌山市砂山南の市立砂山小学校(小杉栄樹校長)の6年生37人が24日、南海和歌山市駅前広場で募金活動を行った。同小の保護者と砂山地区連合自治会の会員ら10人も加わり、強風の悪天にも負けず、児童らは手作りの募金箱やポスターを手に、「能登半島に募金をお願いします」などと、大きな声で呼びかけた。
小杉校長によると、始業式の9日に、児童から募金活動をしたいという声が上がり、児童会が募金箱を校内に設置するなどして呼びかけ、8万円が集まった。さらに同小が同自治会や市砂山連絡所、砂山保育所、同小PTAなどに呼びかけ、24日の時点で募金額が100万円に上ったという。
募金を呼びかけた6年1組の丸仲沙代子さん(12)は「石川の人々のためにたくさんお金が集まったらいい」、伊澤慧さん(11)は、「(被災地の人々が)一刻も早く普通の生活に戻れたらいいと思う」と話した。
担任の西岡俊揮教諭(31)は、「児童から募金の提案が出てうれしかった。和歌山は南海トラフがあり、能登地震は人ごとではない。日本全体みんなで助け合いたいし、そう思うだけでなく行動できる大人になってほしい」と話した。寄せられた募金は市を通じて被災地の支援に役立てられるという。