全国活躍たたえ 和歌山市児童生徒文化奨励賞
学校における文化活動で、全国規模の大会や審査会などで特に優秀な成績を収めた小中学生に贈られる2023年度の「和歌山市児童生徒文化奨励賞」に3人と1団体が選ばれ、2日に市役所で表彰式が行われた。
市教育委員会が1995年度から行っている表彰で、本年度で29回目。今回の受賞者は、絵画、書道、科学の分野。
絵画は田中太陽さん(貴志小5年)、宮井巴琉馬さん(四箇郷北小3年)、書道は齋藤美空さん(木本小6年)、科学は西浜中学校科学部3年生の宮田隼光さん、橋圭汰さん、塩見凌央さん、川﨑睦希さん、森本隼勢さんが表彰を受けた。
田中さんは「未来へつなごう!ふるさとの水土里子ども絵画展2022」で文部科学大臣賞、宮井さんは「第38回WE LOVEトンボ絵画コンクール」で文部科学大臣賞、齋藤さんは「第66回JA共済全国小・中学生書道コンクール」で農林水産大臣賞、西浜中は「第15回全日本小中学生ロボット選手権(きのくにロボットフェスティバル2022)」中学生の部優勝(県知事賞)、アイデア賞(文部科学大臣賞)をそれぞれ受けたことが高く評価された。
表彰式には、阿形博司市教育長ら市教委幹部、選考委員らが出席し、尾花正啓市長が受賞者一人ひとりに表彰状とメダルを授与した。
尾花市長は「市にとって栄誉であり誇りである。文化は生活に役立ち豊かにする。それぞれの文化の道を深めていってほしい」と受賞者をたたえた。
団体で受賞した西浜中の宮田さんは「昨年は全国へ行くことができなくて悔しかった。コロナ禍で思うように活動ができなかったけど、和歌山代表として仲間と一緒に優勝できて本当にうれしい。努力が報われた。3年間で培った経験を未来に生かしていきたい」と喜びを話していた。