能登半島地震に義援金 砂山小学校児童会

能登半島地震の被災者を支援しようと、和歌山市立砂山小学校の児童会は、児童や保護者、地域住民らに協力を呼びかけて義援金148万1731円を集め、市に託した。

3学期始業式の1月9日、児童会で募金活動を提案する声が上がり、校内に募金箱を設置し、あいさつ運動の時間などを使って呼びかける活動を開始。さらに保護者や地元自治会、市砂山連絡所などに声をかけ、24日には南海和歌山市駅前広場で街頭活動も行い、卒業を控えた6年生を中心とした募金活動は大きな成果を上げた。

2月6日、児童会長の伊澤慧さん(6年)をはじめ児童会役員と5・6年生の代表児童計9人は、小杉栄樹校長、砂山地区の松田盛夫連合自治会長、田中誠三第21区自治会長らと共に市役所市長室を訪問した。

伊澤さんは「皆さんの協力で大きな額を集めることができた。これを使って被災地の方々を少しでも癒やしていただければ」と話し、手作りの募金箱を受け取った尾花正啓市長は「びっくりするくらい重い。皆さんが一生懸命に募金活動をした思いが表れている」とたたえ、「温かい気持ちを能登の皆さんにお届けしたい」と述べた。

市が預かった義援金は、日本赤十字社県支部を通じて被災地に届けられる。

義援金を和歌山市に託した砂山小学校の児童ら

義援金を和歌山市に託した砂山小学校の児童ら