足の悩み解決し健康に 靴選びの講習会
ウオーキングに最適な春を前に、正しい靴を履いてもらいたいと10日、和歌山市の和歌山城ホールで「春からの靴選び~歩きやすくなる靴、履き方、歩き方~」と題した講習会が開かれ、16人が参加した。
講師は同市のドイツ式フットケアのスペシャリスト朱美蘭さんと、足育に力を入れるスポーツトレーナーの南由佳さん。
朱さんは「足と体に良い靴とは、足元や体がぶれないで安定した状態で過ごせるちょっと硬めのしっかりした靴」と説明し、正しい靴の履き方を教えた。「靴の中で足が動かないようになっていると、つまずき、捻挫や足と爪のトラブルが予防できる」と話し、靴ひもの結び方、履き方、脱ぎ方を分かりやすく紹介。南さんが体を痛めない歩き方、ストレッチ方法などを実演した。
靴底の減り方が気になり、歩き方に問題があるのかと思い参加したという60代男性は「靴の選び方、靴ひもの結び方など間違いだらけだった。足をしっかりホールドする結び方をすると歩きやすく感じた」と軽い足取り。
巻き爪に悩んでいたという50代女性は「靴ひもをしっかり結ぶと歩きやすさが全然違った」と笑顔だった。
朱さんは「足のトラブルは痛みなど自覚症状がなくても、そのままにしておくと体の不調を引き起こすこともある。健康寿命を延ばすために重要な足のことを知ってほしい」と話していた。