地域創生や人材育成 県経団連と和大が協定
和歌山県内の経済5団体で構成する県経済団体連合会と和歌山大学(和歌山市栄谷、本山貢学長)は26日、県の経済や産業の活性化、人材の育成や活用を共に推進する戦略的パートナーシップ協定を結んだ。
同連合会は県商工会議所連合会、県中小企業団体中央会、県商工会連合会、県経営者協会、一般社団法人和歌山経済同友会で構成。企業、団体の支援などに向け、協働で中小企業などの経営者、中核人材の後継者の確保や育成、起業家やデジタル人材の育成などに取り組んでいる。
同大学は、地域と協力した地域経済の発展などを目指しており、協定の締結に至った。両者は協定締結により、地域創生や人材育成に協働して取り組む。
締結式は同大学で行われ、各会の会長、代表幹事、本山学長が協定書に署名した。
本山学長は「活発な活動を通じて人材の育成にお手伝いいただきながら、共同研究や課題解決、いろいろな形で戦略的にパートナーシップを実現させていただきたい」とあいさつ。
経済5団体を代表し、県経営者協会の田中俊一会長は「今後は個々の強みを連動し、総合力として成果につなげていきたい」と話した。