チーム一丸で挑む 紀伊中ハンド部全国へ

和歌山市の紀伊中学校ハンドボール部は、23日に福島県で開幕する「第19回春の全国中学生ハンドボール選手権大会」に男子の県代表として出場する。大会を目前に控えた18日、部員16人らは市役所に尾花正啓市長を訪ね、意気込みを語った。

同部は11月の県大会では接戦を制し、3勝を挙げて優勝。5年ぶり2回目の全国出場を決めた。「ディフェンスからの速攻」を武器に初の全国1勝を目指す。

同部には、2年生12人、1年生5人が所属。11月3、4日に紀の川市民体育館(同市花野)で開かれた県秋季ハンドボール選手権大会では、1回戦で打田中を14―13、準決勝で岩出第二中を28―22、決勝で岩出中を25―22と接戦で制し8チームの頂点に立った。

全国大会には各都道府県の代表など47の中学校やクラブチームが出場。紀伊中は24日、郡山カルチャーセンター体育館で岐陽中(山口)と対戦する。

キーパーを務める坂本真樹主将(14)は、「自分たちの戦い方ができて、県大会を優勝できてとてもうれしい。全国ではチーム一丸となり1勝をつかみたい」と意気込んでいる。

尾花市長は「日頃の練習の成果を遺憾なく発揮し、和歌山県民、全国の人に皆さんのファイトや熱意を届けて勇気を与えてほしい」と激励した。

尾花市長を囲み紀伊中ハンド部の皆さんら

尾花市長を囲み紀伊中ハンド部の皆さんら