チューリップと満開の桜共演 亀池公園で
桜の名所、和歌山県海南市阪井の亀池公園で、満開を迎えた桜とチューリップの共演が楽しめる。
同園は約13万平方㍍の広大な池があり、池の周辺には約2000本の桜が咲き誇る。
チューリップは、同市藤白のENEOS和歌山石油精製㈱の社員と子会社の役員、OBらが、社会貢献活動の一環で昨年11月に植栽したもの。園内5カ所の花壇に、26種類2万球のチューリップの球根を植えた。
4日の時点では、チューリップは全体の2割ほどが開花、半分以上がつぼみで今週末には開花するとみられる。
ことしは「偏西風」をテーマに球根を配置。満開になると、風に乗るような緩やかな曲線や池からの水しぶきをイメージした水玉デザインが楽しめる。
亀池の周りは遊歩道になっており、1周4㌔㍍、歩いて約1時間。犬との散歩や写真撮影などを楽しもうと、たくさんの人が訪れていた。
小学生の孫2人と散歩に来ていた70代の男性は「春休みなので孫を連れてきた。孫が写真を撮ってくれる。一人だと撮らないからいい記念になった」と言い、孫娘(12)は「いろんな種類のチューリップが咲いていてきれいだった。満開のときにもまた来たい」と笑顔で話した。