「紅麹」県内9人が受診 相談は19件
小林製薬が製造した「紅麹」成分を含む健康食品による健康被害問題で、和歌山県内保健所の相談窓口に寄せられた相談は、10日午後6時現在で19件となった。
県によると、入院した人はなく、9人が医療機関を受診。うち6人は倦怠感やトイレの頻度が増えたなどの症状を訴えたため、厚生労働省に報告した。自主回収の対象となっている紅麹製品を使った商品を製造している事業者は、県内では確認されていない。
厚労省は3月31日、紅麹原料を製造している紀の川市北勢田の同社子会社の工場に食品衛生法に基づく立ち入り検査を行い、調査は現在も継続中。県は、調査結果が出た段階で、同省と相談して今後の対応を検討するとしている。