北高3選手入賞 全国高校選抜レスリング
第67回全国高校選抜レスリング大会が新潟市の東総合スポーツセンターで開かれ、和歌山北高校の米原潔太選手(17)、松本晃大選手(17)、松嶋攻選手(16)が上位入賞を果たした。
大会では、各地域の上位選手らがトーナメント形式で争った。
米原選手は、47人が出場した71㌔級で準優勝を果たした。準々決勝までの3戦は、得意の両足タックルや飛行機投げを中心に優位に攻めた。準決勝では、過去の対戦で全敗していた選手と対戦。1―2と劣勢で迎えた残り15秒、両足タックルを決めて土壇場で逆転に成功した。米原選手は「リベンジできてうれしかった」と話した。
決勝では0―11と完敗も、「準優勝は素直にうれしい」と笑顔。決勝を踏まえ、「筋力と精神面を強化し、プレッシャーに打ち勝てる選手になりたい」と意気込んでいる。
松本選手は昨年7月のインターハイで右肩を脱臼し手術。復帰後約2カ月で出場した今大会で、125㌔級の45人中3位に入った。
2勝して迎えた準々決勝では、昨年の国体92㌔級で上位の選手と対戦。得意の片足タックルで2点を奪うなど優位に攻め、相手の攻撃をうまくしのいで5―2で勝利した。
準決勝では前回の対戦で敗れた相手に2―5と再び惜敗。松本選手は「復帰できて3位はうれしいが、悔しさもある」と言い、「体力や持続的な筋力のなさを感じたので、筋トレやサーキットトレーニングに力を入れたい」と話していた。
松嶋選手は92㌔級に出場し、46人中5位だった。2回戦では、前回の対戦で0―10で敗れた選手と対戦。「このままでは負けてしまう」と思ったという残り1分で、反り投げを決めて4得点を挙げた。
松嶋選手は「目標にしていた5位を達成できてうれしい」と笑顔。準々決勝では敗れたものの、「今ある技を反復して練習し、全体のレベルを上げたい。どんな相手にも逃げずに攻めていきたい」と意気込んでいる。