二の丸広場にボタンの花 伏虎LCが寄贈
和歌山伏虎ライオンズクラブ(LC、井本浩司会長)は、和歌山城公園(和歌山市)の二の丸広場に大輪の花を咲かせるボタン30株を寄贈した。13日、市役所市長室で目録と感謝状の贈呈式が行われた。
同LCはこれまでも、同公園内にベンチやボタンの寄贈を行っており、今回で5回目。ボタンを植えた二の丸広場の同じ場所には、1987年にも寄贈していたが、枯れてしまうなどした株もあり、市から現状を聞いた同LCが改めて寄贈を決めた。
二の丸広場は、6月1日に県内で初めて開かれる第35回全国「みどりの愛護」のつどいの記念植樹が行われる場所で、秋篠宮皇嗣ご夫妻をはじめ、全国から緑化活動に取り組む団体の代表ら多数の来県者を迎えることになっている。
贈呈式では、井本会長が尾花正啓市長に目録を手渡し、尾花市長は井本会長に感謝状を贈った。
井本会長は、同LCが今月末で60周年を迎えることを紹介し、「ほぼ同じタイミングで記念のイベントが行われると聞き、何か形として残すことができないか、メンバーと話し合って贈呈を決めた」とし、「インバウンドも含め全国からいろんな方々が来ていただくので、ボタン園を見て少しでも心が和やかになればと思う」と話した。
尾花市長は「和歌山城は緑にあふれている、日常の中に緑が溶け込んでいるということを多くの人に知っていただける良い機会になる。ボタンの寄贈は大変ありがたく、大事にしたい」と感謝した。