済州との国際交流に尽力 康さんに和市長表彰

和歌山市は10日、姉妹都市の韓国・済州市との国際交流の推進で中心的な役割を果たしてきた済州特別自治道韓日親善協会顧問の康才業(カン・ジェオプ)さん(82)に、市長表彰を贈呈した。

両市は1987年11月に姉妹都市提携し、行政、文化、スポーツ、教育など多方面で交流。「済州国際観光マラソン大会」と「和歌山ジャズマラソン」への相互の市民ランナー派遣など、長く続く取り組みも多い。

康さんは同協会の元理事長で現在は顧問。35年以上にわたり、両市の懸け橋として国際交流の推進に尽力し、少年サッカーや済州国際観光マラソン大会への和歌山市からの参加者の受け入れなどのスポーツ分野の他、同市犯罪被害者支援センターと情報交換を行うなど、社会福祉分野にも大きく貢献している。

市長表彰の表彰式は、康さんの来日に合わせて市役所市長室で行われ、尾花正啓市長が康さんを迎え、長年にわたる功績をたたえて表彰状と盾を手渡した。

握手をする康さん㊧と尾花市長(和歌山市提供)

握手をする康さん㊧と尾花市長(和歌山市提供)