広報かいなん全国3位 美しい表紙に評価
公益社団法人日本広報協会が実施する「令和6年全国広報コンクール」で、和歌山県海南市の「広報かいなん」2023年11月号表紙が、広報写真(組み写真部)の部38点の中から、全国3位となる入選に決まった。
同コンクールは、地方自治体などの広報活動の向上に寄与することを目的に、「広報紙」「ウェブサイト」「広報写真」「映像」「広報企画」の5媒体10部門で、全国から応募された作品を審査して優秀団体を表彰するもの。今回の参加作品数は全部門で438点。
同市は、県の広報コンクールで「広報かいなん12月号」が広報紙の部で、「広報かいなん11月号」が組み写真の部でそれぞれ1位に選ばれ全国へ推薦された。
入選した「広報かいなん11月号」は、紅葉をテーマにした表紙。広報紙を担当する総務部シティプロモーション課の岡原良太さんと五島友紀子さんが、同市内を散策しながら秋を探してもらえればと撮影した。
見上げると夕暮れの秋の空が広がり、足元には色づいた落ち葉が、側道に目をやるとコスモスが咲いているという、歩く視点から秋を感じるような表紙になっている。
審査員からは「1点ごとのクオリティーが高く細かなところまで技術的にも洗練されている」「撮り方に工夫を凝らして変化をつけつつ、トーンと色に統一感があり美しい絵画のような写真」と講評を受けた。岡原さんは「評価していただいたものが市民の皆さんに届けられたことは大変うれしいです」と話している。