アルテリーヴォ惜敗 天皇杯2回戦ならず

天皇杯JFA第104回全日本サッカー選手権大会は26日、1回戦が行われ、和歌山県代表のアルテリーヴォ和歌山(関西リーグ1部)は和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場で新潟県代表のJAPANサッカーカレッジ(北信越リーグ1部)と対戦し、1―2で惜敗した。

アルテリーヴォは主力3人がけがを抱える中、今季初先発を含め、これまで出場時間が短かった選手たちを投入しての試合となった。

前半、両チームとも相手ゴールに迫りながら決め手を欠く時間帯が続いたが、33分にJAPANサッカーカレッジがセットプレーで攻め、GKのこぼれ球を押し込んで先制。42分にも追加点を許したアルテリーヴォは0―2で折り返した。

後半はアルテリーヴォが攻勢を強め、守るJAPANサッカーカレッジを揺さぶる展開となった。13分、相手ペナルティーエリア正面でファウルをもらったアルテリーヴォは、DF小久保裕也選手が直接フリーキックで1点を返した。

その後もアルテリーヴォは相手陣内でプレーする時間帯が長く、4本のコーナーキックなどで攻め立てたが、ゴールを割ることはできず、1点差で敗れた。

アルテリーヴォの海津英志監督は「セットプレーでやられたが、後半からは相手に良さを出させずに、自分たちの流れに持っていけた」と敗戦にも落胆は見せず、「よく戦ってくれたと思う。なかなか試合に出られなかった選手が45分出場したことで、自分に何が足りなくて、何をしなければならないかを把握できた部分で収穫はあった。チームの底上げはできた」と話した。

後半、何度もゴールに迫ったアルテリーヴォ

後半、何度もゴールに迫ったアルテリーヴォ

熱い応援を送ったアルテリーヴォのサポーター

熱い応援を送ったアルテリーヴォのサポーター