高田機工が県に寄付 企業版ふるさと納税
高田機工㈱(大阪市浪速区、中村達郎社長)が和歌山県に企業版ふるさと納税で寄付を行い、県庁知事室で27日、感謝状の贈呈式が行われた。
同社は1932年設立で、橋梁やビルの鉄骨などの設計、製作、架設を手掛ける。県の誘致により海南市下津町に進出し、93年から和歌山工場を操業し、橋梁などの大型構造物を製造している。
同社による県への企業版ふるさと納税は2年連続2回目。今回も前回と同じく「わかやま地域の賑わい総合対策プロジェクト」に対する寄付で、移住・定住やワーケーションの受け入れ促進などに役立てられる。
感謝状贈呈式には同社から中村社長はじめ役員ら4人が出席し、中村社長が寄付目録を、岸本周平知事が感謝状をそれぞれ手渡した。
中村社長は「和歌山に工場を持つ地元企業として、地域に貢献し、地元の若者に安心してわが社に入ってもらいたい」と話し、和歌山工業高等専門学校や県立和歌山工業高校、箕島高校などから社員を採用し、優秀な人材を得ていることも紹介した。
岸本知事は、同社が地域の雇用や経済に貢献していることをたたえ、寄付への感謝を伝えた。