若者も保険に興味を 大樹生命の執行役員来社
大樹生命㈱の佐藤岳央取締役執行役員と和歌山支社の山本栄一郎支社長が7日、和歌山市福町の㈱和歌山新報社を訪問し、津村周社長に注力する保険や必要性などを紹介した。
同支社は85年目を迎え、営業職など約100人で約1万2000人へ保険サービスを提供している。
毎年6月に実施する保険商品や会社の取り組みの周知を目的としたキャンペーンに合わせて来社。
同社は2000年に、健康状態が所定の条件を満たす場合に保険料が割安になる主力商品を販売開始した。昨年6月にリニューアルを行い、医療保障の中心となる入院保障を、従来の日額給付型から一時金給付型にし、薬によるがんの疼痛緩和のケアなども充実させている。
また「人生100年時代」といわれる中で、若い世代にも老後を見据え、保険により興味を持ってもらいたいと、国内で先駆けて取り組む「外貨建て保険」を紹介。ことし4月に日本生命と新商品を共同開発し、利回りの高い外貨建てでの資産形成ニーズに応え、加入時の十分な説明など、不安を軽減する仕組みづくりにも力を入れる。津村社長は「保険に入る若者が少ない中、外貨建て商品が若者にとって入り口となるのは良い傾向」と評価した。
佐藤取締役執行役員は、「コロナ禍にお客さまとオンラインでの対話などを経験しながら、お客さまにとってタイムパフォーマンスが良い、などデジタル特有のメリットがあった」として、「より良いサービスのために、人とデジタルの良い具合のミックスを接客にも取り入れていきたい」と話した。